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災い転じて福となす 2007年1月18日

  年末からあちこち片付けていたためでしょう。本棚から「幸せをよぶ話し方」(健友館 黒河健二著)が飛び出していました。私が講師になりたての頃購入した本です。約20年ぶりに開き、いつのまにか読みふけっていました。

巻末には「 あなたの<幸せ度>判定基準 〜21世紀への資格試験〜 」というページがありました。10項目の出題質問についてYES,NO,で答え、各10点、合計100点という筆者の問いです。「少なくとも80点になるよう努力してみましょう」「この基準に合格すること、イコール21世紀へのパスポート」と書いてあります。果たして採点をしてみましたら・・・80点でした。購入当時の記録は40点。そのころは10項目全部の事項なんて、私には永遠に無理と思っていました。ためしに昨年をふり返って採点したら、
90点のようです。私は、「よ〜し!今年は100点にトライ!」と思いました。永遠に無理と思っていたことが、今ならできそうな気がしているのです。嬉しい驚きです。

20年前、私には、何の落ち度があってこんな仕打ちを受けるのか・・と思うことが続きました。横になって眠ることのできない体になり、最後には長かった髪も全て脱けてしまう心の病気になっていました。ひとりの女性として劣等感にさいなまれている上に、自分に生活能力があるとは思えず途方に暮れていたのでしょう。目を開けていても何も見ていないような、全てに上の空だった最悪の1週間、(後に、「生涯二度と繰り返してはならない」と自分に言い聞かせたその1週間)私は「生きている」ということから逃れたかった・・のだと思います。けれども、「ママ、おなかすいた」という子どもの屈託ない言葉が、毎日、現実の課題に私を引き戻してくれました。時間がたてば子どもたちが「おなかすいた」と言ってくれたのです。長女の顔が心配そうにしているのに気づくまで1週間がたっていました。
 この本を買って、40点の採点をしたのは、私の「魔の1週間」から3年後のことです。

私が今このように変われたのは、敢えて苦難をともなう自活の道を選んだための、思いがけない結果です。専業主婦(今から思えば本当に優雅な)を諦め、やむを得ず始めた仕事でしたが、仕事は私に沢山の知識を要求し、その学習した内容(マナーや対人能力)は、人を心から尊敬し、自らをも励ます力を身につけてくれました。自分を振り返ることは余りなかった私でしたが、幼い二人の子の母親としての義務感と、子どもたちへの深い強い愛情が、私に、自分自身を磨く原動力を与えてくれたので、こうして前向きな私に変れた(正確に言うと、戻れた)のです。私の場合、今の仕事をしていなかったら、年を重ねた現在でも80点は無理でしょう。
  
 この本でいう、「21世紀へのパスポート」を、私は「話し方」「考え方」を訓練しているうちにいつのまにか入手できていたのですから、まさに、「災い転じて福となす」です。
私の人生に「困難」を与えてくれた神様に、今、心から感謝しています。

 「災い転じて福となす」については、
  1月12日放映(テレビ西日本系九州7局)された番組 「Qでん百科」
        http://www.tnc.co.jp/q-den/
        http://www.telebeam.jp/qden/jiten3/070112.php
に出演してお話しましたが、「福とナル」と言ってしまう方が多いです。が、「災い転じて福となす」というのは、自主的な生き方を奨励する言葉です。思いがけない不幸なことや思い通りにならないことがあっても、それをバネにしたり、忍耐、自粛、譲歩も含め、自ら努力をすることは、「幸い」を生み出していくものだという考え方です。何もしないうちに「災いだって、いつかは福となっていくよ」というあつかましい考え方ではありません。

 皆さんは、「災い」と呼ぶほどのことがなくても、毎日の生活の中で、「不幸」「不運」「不都合」に心を病ませてしまうことはありませんか。
 災いは無いほうがもちろん良いですね。けれども、生きていくうえで、これからも予想外の困難な出来事と遭遇するかもしれません。
 私は、何だか何があっても大丈夫、私流のこつこつのろのろの努力でも、自分のことなら何とか乗越えていける、という気がしていま
す。

 眉をひそめることを避け、幸運に気づく、小さなことにも大きく喜ぶ、ささやかなことにでも深く感謝する・・という習慣を、私は持ち続けるよう努力していこうと思います。







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