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添って生きる

                    2008年6月11日

 「NHKスタジオパーク」 今日は映画・舞台・テレビで大活躍の女優、樹木希林さんでした。
「私は親にも添わず、誰にも添って生きてきたことがないと、その時気づいたのです」

番組が始まって10分後位の内容で、樹木希林さんの過去30年をふり返った話題の中での樹木さんの言葉です。<その時>というのは、樹木さんのガンが見つかって、ことの重大さを意志の先生から告げられた時。「その時『ガンに添ってみよう』と思ったんです」とのこと。
話は続きます。ずっと別居で疎遠だったご主人(伝説の・・!ロックンローラー 内田裕也さん)にガンのことを話すと、お互いに<破天荒(アナウンサー曰く)>で、一緒に暮らせなかった夫の内田さんが絶句。「その様子を見て、『この人は私のことを憎からず思ってくれていたんだ。これからはこの人に添ってみよう』と思いました」と樹木さん。
(注:ニクカラズとおっしゃったかは少々記憶に自信がありません)
番組で知ったことですが、内田さんはエネルギッシュで、かなり強い個性の持ち主です。妻としてついていくのは普通の女性ではとても大変だろうと私は感じました。樹木さんもそれで別居してきたそうですが、このときから、その内田さんの言うことを受け止めるようにしたのだそうです。その様子をユーモアあふれる語り口で紹介してくださいました。

 親しい人ほど、特に目前に何かはっきりした課題があるわけではない男女や夫婦などの間柄では、本音を言い易いです。時には愚かにも対抗意識を燃やしたり、不要な主従関係を意識したりして、我を通そうとすることもありますね。毎日意識するのが不自然なほど親しい間だと、大切な相手ということを忘れがちなのでしょう。大切な人と思えばこそ、意見を譲ったり、単純に言葉をうけとめたりする優しさが大事・・ということを、樹木さんは思い出させてくれました。

 病気に添って生きる、人に添って生きる、仕事の面では「役者も、色々な役を演じる上で、その役に添うことが大事」というお話でしたが、私も「添って生きる」ということを色々なことにあてはめて、生活に取り入れようと思います。


 






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